6月に入り、湿度が出てきて普段よりクセが気になり始めた方もいると思います。
そのクセについて『おとなのヘアケア読本』でわかりやすく解説されていました。
今回はその内容を元に、気になるクセの原因や対策についてご紹介します。
クセのある毛が生えてくる理由には、先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な理由
●毛根のゆがみ
クセ毛は毛根、毛穴のゆがみが大きく関係しています。
毛根のゆがみは遺伝的要素が強いと言われています。
●髪質
髪は毛髄質、毛皮質、毛小皮(キューティクル)の3つの層になってできています。
2番目の毛皮質(コルテックス)には水分を吸収しやすいタンパク質と、水分を吸収しづらいタンパク質という2種類からできています。
2種類のバランスが取れていると直毛になり、どちらかが多いと髪が乾くとクセが出たり、濡れるとクセが出たりするそうです。
後天的な理由
●シャンプーやトリートメント、ワックスなどのヘアケア剤の添加物や皮脂が毛穴に詰まったりすることも原因と言われているようです。
●無理なダイエットなどで栄養が不足すると最初に影響を受けるのが髪と爪です。
過剰なダイエットは頭皮の栄養不足になり血行不良を引き起こし、でこぼこの髪や細くなったり傷みやすくなったりします。
クセ毛に対するセルフケアは、自分にあったシャンプーを使って頭皮を清潔に保つようにしたり、バランスのいい食事で栄養を取ることが後天的な原因を予防できるようです。
縮毛矯正や毛質改善トリートメントでクセ毛を伸ばしてストレートにする方法もありますが、クセ毛を活かしたスタイリングや、カットで自分のクセを楽しめるような提案をしていけたらと思います。