皮膚、人間のすべてを語る 〜万能の臓器と巡る10章〜


皮膚、人間のすべてを語る
〜万能の臓器と巡る10章〜
モンティ・ライマン 著 塩﨑香織 訳
みすず書房

皮膚は表面的なものとして軽視される傾向にありますが、人体の中で最大の面積と重量を有する臓器というのをご存知でしょうか。最近の研究の結果により、私たちの想像以上に身体とこころ、そして脳や腸などとも深い関係にあることが分かってきました。

「皮膚をめぐるサファリ」
「腸感覚」
「光に向かって」
「社会の皮膚」

など、10章で構成されていて、著者の専門である科学・医学の視点から広がり、社会・心理・歴史などの領域を横断し、皮膚の世界を『大きな旅』として巡ります。

食生活・睡眠・日光と皮膚の関係などに関する著者の見解には、私たちの暮らしや生活習慣を見つめ直すきっかけやヒントにもなりそうです。

staff 大久浩実

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