先日、スタッフの西さんより教えてもらい銀座のMUJIに行ってきました。
Life in ArtのConceptにとても感銘を受けたのでご紹介します。
高柳がいつも「アート(芸術・文化)が大切だ」という理由はこういうことだったんですね、と西さん。
MUJIの館内の各フロアにアート作品が展示されていました。
このExhibitionを知らない方でも、お買物の流れの中でアートに自然に触れられることは素敵なことだなと思いました。
日頃からatelierでは奥の部屋でのイベントを通して、
豊かな暮らしを提案しています。
その活動テーマはヘアスタイルの提案という枠組みを超えて、プロダクト作りや、概念を伝えることにまでその幅を広げつつあります。
その中で、食や健康な身体づくりと同じように大切にしていることが、
アート(芸術・文化)に触れること。
Life in Artのコンセプトの文章の中で「日常芸術」という言葉があります。
日常にアートを広げる。
ここにメッセージの根幹を感じました。
以前高柳からホンマタカシさんのルイジ・ギッリの《写真講義》の書評のことを教えてもらったことがあります。
「ギッリにとって写真とは他の表現形態と関係し、連動し相互に結びついて、さまざまなコミュニケーション分野との関係性のなかから生まれてくる学際的なメディアである」
「ギッリにとって写真はもはや何かを知るためのものではなく、世界に対して問いを投げるための言語なのだ。問いを投げかけ続ける事が今日とても重要ではないか、とギッリは提唱している」
写真は”アート”のなかのひとつとしてこの文脈を解読すると、
アートを媒介として様々な分野を横断することで、いろいろな課題に対しても楽しく解決できると感じました。そして答えではなく問うことの重要性。どのように生きていくか。
IDÉEのアートプロジェクトが発信しているメッセージに共感したからこそ、ひとりでも多くの方にもこのことを知って頂きたいと思いました。
お店から発信する情報は、とてもちいさなメディアかもしれませんが、お客様からの反響を少しずついただきありがたく感じています。
お店が大切にしていることや、スタッフみんなで育んでいる活動のことをこれからもご紹介していければと思います。
staff 大久