TABIのお話会 その2

先日ご案内した佐々琢哉さんの絵の個展「Pastel Journal 四万十の日々」に伴い、
omotesando atelierではいくつかのイベントを開催させていただきます。

佐々琢哉さんによる『TABIのお話会 その2』

〈日時〉
2023年11月5日(日)
17:30 start〜20:15 close (17:15~17:30受付)
詳細は下部にてご案内しています。

〈内容〉
佐々琢哉さんの活動の源泉でもある旅。
たくさんの旅の経験から得られたこと、感じられたことなど
さまざまな道のりと今の活動へとつながる脈々とつながる物語。
佐々さんの絵画と奥の部屋のあたたかな空気。
思い、繋がり、さまざまな人々の交差する空間の中でのお話会、ぜひご参加ください。

*『TABIのお話会その1』に参加されていなくても、ご参加いただけます。
 

▼佐々琢哉 さんよりコメント

内容: その1からの続きの、旅のお話をします。 

馬旅の後、ヒッチハイクをしてアメリカの大地を目指し、ネイティブ・アメ リカンの人々から学んだ叡智。独学で学んだ靴作りで食いつないだアメリカ の旅。グアテマラに戻っての瞑想生活。RawFoodの気づき。再びアメリカの 大地に戻ってのネイティブ・アメリカンの人々とのアメリカ横断Peace Walk。
 

今までの旅で、本当に沢山の人たちと会い、影響を受け、学ばせてもらってきました。その中でも、アメリカで会ったネイティブ・インディアンからの 学びは、何年経ってもぼくの心のなかで大きな存在です。自然に対する畏敬 の念と同じような感覚で、先住民の人たちの文化にぼくはずっと惹かれていました。先住民の叡智に、この母なる地球とともに歩んできた時の流れから の、揺るぎない強さを感じるからなのかも知れません。そしてなにより、草 花動物たちと調和をもった生き方に、ぼくの心は惹かれるのです。 

グアテマラで馬旅を終えた2005年春、風の便りがやってきました。「来る夏至の日に『World Peace & Prayer ’s Day 』が、アメリカの彼らの聖なる 大地で行われる」と。馬旅で疲れきっていたぼくの心にパッと光が差し込みました。次に、目指す大地が目の前に現れたようでした。そして、「アメリ カとグアテマラは陸続きだ、ヒッチハイクしてでも行こう!」と決心しました。

この『World Peace & Prayer ’s Day 』がご縁で、その後もぼくたちは。地元のネイティブ・アメリカンの人たちにそれは本当の家族のようによくしてもらいました。家に招いて寝食のお世話をしてくれるばかりでなく、彼らの聖なる儀式にも何のためらいもなく、ぼくたちを連れて行ってくれたのです。 

ある時、ぼくは彼らの一人に尋ねました。「なんでこんなに良くしてくれるのですか?ぼくに何かお返しが出来ることはありますか?」。彼の答えはこうでした、「当たり前のことをしているだけです、私たちはこの地球上の兄 弟、家族なんだから」。そして、こうも言いました。「けど、もしあなたが 本当に感謝してくれているのなら、この経験を日本の家族、兄弟、友達に話 してあげてください。そして、次にまたあなたがこの地に帰ってくるときに は、一人でも多くの人を日本から連れて帰ってきててください。そうやって、この家族を大きくしていこう。それが私の望みです」。
 

彼は、こうも言っていました。「ぼくは知っていることが一つある。何か人 に差し出せば、何倍もの見返りが自分のことに帰ってくることをね」 彼らからの学びを胸に、TABIのお話をします。

 ◯ 今回、『TABIのお話会その1』の内容を、書籍に物語としてまとめました。 願わくば、今後の『その1』の評判次第ですが、『その2』も書籍化できたらいいですね。との思いもここに書いておこう。ネイティブ・アメリカンと の記憶は、noteにて詳細に綴っていますので、こちらもぜひお読みなってみてください。https://note.com/tabi0419/m/mb8dc7c901772 

〈予約〉

メールにてご予約受付いたします。

下記を添え、e-mail願います。contact@omotesando-atelier.com

 『件名:11/5 TABIのお話会その2・本文:代表者名/人数/連絡先』
※お返事まで数日いただく場合がございます。よろしくお願いたします。

〈場所〉
omotesando atelier奥の部屋
150-0001 東京都渋谷区神宮前4−3−18(表参道駅 A2出口から徒歩2分)
03-6804-1097
(google mapで表示されるレンガの建物ではなく、その横の白い一軒家となります。)

〈定員〉
20名 ほど

〈料金〉
ドネーション

【ドネーションについて】
お話会はドネーション(お気持ち、寄付)でやらせてもらいます。その理由 は、この自分の経験を、ただ純粋に誰かのために伝えられたらと思うからです。言ったら、ぼくのこの経験も、先人から与えてもらったものです。旅の日々で本当にたくさんの恩を受けました。この恩を、先人たちの思いと同じように、また次に繋げられたらと思うのです。そのことを大事に思った時、 この大切な経験に対して値段をつけることに、とても不思議な気持ちになっ てしまいます。なのでみなさんも、何かを感じてこの経験を一緒にシェアし たいと感じたのならば、その気持ちをだけを理由に会場にいらしてください。 そして、もし、ここで何かを得ることができ、それに対して自分も何かシェ アしたいとの気持ちが生まれたならば、自分に見合った誠実な形や値段で頂 けたら幸いです(ぼくの立場としましては、もちろんお金があったらこの社会で生きていくのに助かります。そして、何より、お借りしている会場を 運営している方々へ、場所代として貢献したい思いです)。こういった気持ちの順番の並べ替えで、お金が介在していようともいまいとも、より意識的 な気持ちの交換からの、より気持ちの良い繋がりを生み出せると思っています。

佐々 琢哉 Takuya Sasa
1979年東京生まれ。20代の頃よりの世界60ヶ国以上の旅先での暮らしから、料理、音楽、靴作りなどを学ぶ。2013年高知県四万十川のほとりへ移住 し、自給自足を志す。

https://tabi-kutu.namaste.jp

【期間中のイベント詳細】
• TABIのお話会 その1 11月4日(土)
• TABIのお話会 その2 11月5日(日)
• 料理をしない料理教室 11月7日(火)
• TABIの音楽会 11月9日(木)
• 都市のリトリート Vol.1 : 朝の音会 11月4日(土)5日(日)6日(月)

各イベント情報はomotesando atelier WEBサイトのNEWSにて詳細ご案内いたします。
https://omotesando-atelier.com

staff 大久浩実

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