それぞれのあいだ

-あいだ-

お店に入ってからというもの、毎日毎日
【ちょっといいふつう】とは、
【整える】とは、
について考えを巡らせています。
私にとっては哲学の問いかけのようです。

高柳の頭にある、
両極の重なるところに浮かび上がる輪郭 -あいだ-
が私の中でキーワードです。
(6月2日投稿のちょっといいふつうに詳しく書いています)

「あいだ」 にフォーカスしていると、
街中の展示、書籍の中、新聞の記事、芸術、思想 etc…
生活のなかで色々な場面で「あいだ」が目に飛び込んできます。

先日も現代美術家の管木志雄さんの展示で観た「集められた〈中間〉」について
考え続けています。

お店では新しい試みとして、生活を豊かにするために美容以外のことも進めています。
プロダクト作りはそのひとつです。

お店で使用している2つのトロリー。
カラーやパーマなど施術する時に使っているものです。

この2つのトロリーの大きさや使い心地のちょうど「あいだ」のものを
今作ってもらっています。
出来上がったらお店で販売する予定です。

 

本製作の前にベニヤ板でサンプルを作ってもらいました。


まだ製作の途中段階なのに、想像が膨らみ、すでに欲しくなっている私がいます。

仕上がりは金属製で白塗装、乗せる部分はガラスになります。
花瓶を置いたり、PCを置いて小さなデスクとして使ったり、
食事会の時にサーブするお皿を置いたり。

用途が曖昧であることはフレキシブルであるゆえ、
使い方はその人自身に委ねられています。
頼もしいパートナーになってくれそうです。


「あいだ」のトロリーが完成したら、またご紹介させて頂きます。

 

staff 大久